木や漆をはじめとする美しい素材と日々向き合いながら、暮らしに仕える道具、
暮らしを綾なすひと品をつくっています。

 ふとした日常のひと時に

   その頑健を頼もしく思える
   その繊細に心地よい緊張を感じられる
   その簡素に気持ちが静まる
   その精彩に心浮き立つ
   その合理が小気味良く腑に落ちる
   その粋狂に思わず口許が緩む

 たとえばそんな具合にささやかでもお使い下さる方の心を動かすものをお届け
できたら、そしてそれが歳月を経てなお色褪せない愛らしさを持つものであって
くれたら、そんなことを願いながら毎日の仕事に心をくだいています。

 名古路 英介

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